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東山魁夷(商品数:7件)

 
東山魁夷画伯
故 東山魁夷画伯
 江戸っ子育ちで貿易商社勤務の父と生真面目な母の間に生まれた東山魁夷は3歳の時、一家で兵庫県神戸市に移住します。奔放な生き方をする父に対し、感情を殺して堪え忍ぶ母親を見ながら育った魁夷は、幼心に「偉い人になって母を楽にさせてあげたい」と思っていたと後に語っています。しかし、この「偉い人」とは画家ではなく、一般的な職業における成功者だったそうです。
 
 画業を志すきっかけは中学時代のこと。裏山で写生をしていると、突然一人の男に「君は画家になるのか?」と尋ねられます。
「画家では食べていけませんから無理です」と返答すると、「野良犬だって食べている。君は食べるためだけに生きているのか」と痛烈な言葉が返ってきます。母を思うばかり、抑えていた画家になりたいという気持ちがあふれ出したのはこの時。こうして東京美術学校を受験することになるのです。
 
 東京美術学校時代、魁夷は真剣に画学に励み、卒業まで特待生として優秀な成績を修めます。そして、本格的に風景画家として歩み出す決意を促す絶景と出会うのです。それが、長野県・木曽谷で目にした美しい山の夕暮れ。触れ合う人々の素朴な人柄と日々の営みに感銘を受けたその晩、
月明かりの中、紫から青へと変わる山肌の階層を目にして以来、雄大な自然に魅せられ、信州を中心に旅し、感動した光景を描くようになるのです。
 しかし、良いことばかりではありません。卒業を控え、初めての帝展出展作品を制作している最中、神戸の実家で兄が病に冒され、この世を去るのです。そのため、医療費の心配をした魁夷は仕送りを断り、絵本の挿絵を描くアルバイトをしながら作品を完成させます。それが第10回帝展初入選となる「山國の秋」です。郵便局で実家へ電報を打った時の心境を「悲しみに暮れる両親の喜ぶ顔が思い浮かんだ」と振り返っています。
 その後、魁夷は同校日本画科研究科に進み、日本芸術院会員であった結城素明画伯に師事。雅号を「魁夷」とし、日本画家としての地位を確立していきます。以降はドイツ留学などを経て、年月を重ねるごとにその名は世界的なものに。文化勲章をはじめ、積み重ねた賞歴は数知れず、皇居新宮殿壁画、唐招提寺障壁画など、国家的大作をも手掛けるに至るのです。

 「若い頃のドイツ留学時代、戦争へ世相が傾いていく中、画業を続けてよいものか悩んでいた。その頃、心に一頭の白馬が現れたのである。その存在は描き続けたいという祈りであり、描くことの幸福感の表れでもある」
 左記の略歴は巨匠が遺した語り尽くせない功績の一部です。昭和の国民画家、東山魁夷にとって、白馬は優しい肉親や人の温もりとともに、きっと精神的な支柱であり、90歳まで画業を全うした原動力なのでしょう。
 

 

東山魁夷『白馬の森』

東山魁夷『白馬の森』

¥540,000(税込)
会員価格: ¥540,000(税込)
東山魁夷『朝雲吉野』

東山魁夷『朝雲吉野』

¥270,000(税込)
会員価格: ¥270,000(税込)
東山魁夷『冬の旅』

東山魁夷『冬の旅』

¥345,600(税込)
会員価格: ¥345,600(税込)
東山魁夷『緑響く』

東山魁夷『緑響く』

¥540,000(税込)
会員価格: ¥540,000(税込)
東山魁夷 新木版複製画『緑の谷』 KP02

東山魁夷 新木版複製画『緑の谷』 KP02

¥450,000(税込)
会員価格: ¥450,000(税込)
東山魁夷 新木版複製画『北山初雪』 KP03

東山魁夷 新木版複製画『北山初雪』 KP03

¥450,000(税込)
会員価格: ¥450,000(税込)
東山魁夷『静映』

東山魁夷『静映』

¥540,000(税込)
会員価格: ¥540,000(税込)
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